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Q大学院でも、学芸員や図書館司書の資格が取れますか?
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質問
大学院でも、学芸員の資格や図書館司書の資格が取れますか?
回答
お問い合わせありがとうございます。
学芸員課程については、大学院在籍中でも、学部生と同じ授業を履修し、資格を取得することが可能です。しかしその場合は、年度初めの決められた時期に課程センターへ申し込み、「科目等履修生」として課程履修を許可される必要があります。詳しくはこちらから、募集要項を確認してください。
また本学以外でも、科目等履修生として、例えば7月末〜9月中旬などの集中講義で、学芸員資格を取得できる大学があります。必要に応じ、情報を収集してみてください。
なお、司書資格については、本学では取得できません。
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Q上智の史学科で日本史の先生になれますか?
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質問
将来高校の日本史の先生になりたいと思っています。上智大学史学科で日本史の先生になることはできますか?また、実際に卒業生で日本史の先生になったという方はいますか?
回答
お問い合わせありがとうございます。
本学史学科では、教職課程に定められた科目を履修し、単位を取得することで、・中学 社会
・高校 地理歴史
・高校 公民の教員免許を取得することができます。
また、大学院の修士課程に進学することで、より高度な専修免許を取得することも可能です。
履修方法については、こちらを参照したいただくか、本学課程センターまで直接お問い合わせください。
なお、高校の日本史教員になった卒業生がいるかどうかですが、もちろん大勢います。
ただし、中高の教員は未だ狭き門なので、学部の新規卒で専任を得られる卒業生は限られます。大学院に進み、専修免許を取得して就職の可能性を高めたり、非常勤講師をして経験を積みながら、専任教員の公募・試験に向けて準備を重ねる場合がほとんどでしょう。
免許を取得することが、そのまま就職に直結するわけではありませんので、その点は注意してください。
なお、本サイトの「卒業生の声」でも、中高の教員の声を紹介しています。参照してみてください。
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Q四大文明など海外古代史を学べますか?
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質問
こんにちは。突然のメール失礼します。
私は現在高校二年生で進路に悩んでいるのですが、日本だけでなく海外の歴史に興味があり、世界遺産検定などに力を入れています。その中でも私が興味を持っているのは古代エジプトやメソポタミアなど四大文明をはじめとする海外古代史を学ぶことは可能なのでしょうか。よろしくお願いします。回答
お問い合わせありがとうございます。年末年始を挟んで対応が遅れてしまい、申し訳ありません。
本学科には、西洋古代史分野に中川亜希准教授、東洋前近代史分野に大川裕子准教授を配しています。中川准教授は、古代ローマの碑文読解を通じた皇帝イメージや都市研究がご専門、大川准教授は、主に漢帝国時代の農業史・環境史がご専門です。いずれも、それを遡る古代文明に対しても一家言お持ちなので、概説の授業などではそこからお話が始まるでしょうし、特講などでより詳細に論じられる場合もあるでしょう。これまで、学内の他の先生方にもアドバイスをいただきながら、四大文明について卒業論文を書いた学生もいます。あなたが、本学で四大文明について勉強し、卒業研究として深めてゆくことは可能でしょう。
ただし、より専門的に学びたい場合には、海外を対象とした考古学をカリキュラムとして持ち、体系的に教授している大学に進学する必要があります。本学史学科は文献史学を主軸とする学科で、過去に書かれた記録=史料を読み解き、歴史像を構築してゆくことを目的とします。一方の考古学は、発掘を通じて得た遺物、遺跡といったモノを対象に、分析・考察を行い歴史像を構成してゆきます。両者は連携する場合も多いのですが、そもそもの方法論が異なることも多々あるのです。
本学科では、国立歴史民俗博物館の考古学の先生をお招きし、考古学に関する授業も開講していますが、考古学者を育成する環境にはありません。その点、充分に検討され、進学先を選択されるべきかと思います。
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Qイギリス王室の歴史を学べますか?
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質問
私はイギリス王室の歴史について学びたいと考えています。上智大学の史学科ではイギリス史を学べますか?
またその事を卒論のテーマにすることも可能ですか?回答
ご質問ありがとうございます。
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Q西欧諸国の植民地主義について深く学べますか?
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質問
西欧諸国が植民地獲得に乗り出した背景や、植民地政策の進め方、そして植民地支配を受けた各国への影響にとても興味があります。このような内容を貴学で深く学ぶことは可能でしょうか?
回答
ご質問ありがとうございます。こちらの手違いで回答が遅くなり、申し訳ありません。
さて、お訊ねの件ですが、まずは可能である、というご返事になるかと思います。
これまで幾つか同様の質問に回答をしてきましたが、大学には、基本的に、指導教員の専門にかかわらず、学生の問題意識を豊かに育ててゆけるような配慮があります。本史学科の近代史のスタッフは、アジア・日本史系が、日本・朝鮮・台湾・アメリカなどの国際関係史が専門の長田彰文教授、中国の政治・社会史が専門の笹川裕史教授、ヨーロッパ・アメリカ史系が、ナチス・ドイツ/戦後ドイツの政策史・社会史が専門の井上茂子教授です。いずれも帝国主義・植民地主義について一家言持つ研究者ですので、あなたが着実に研究を進展させられるよう、適切にアドバイスしてゆくことは可能と思います。
また、史学科の授業を受けつつ、総合グローバル学部等で関連の講義を受けたり、演習への参加を許可してもらったりすれば、一層深い学びに繋がるでしょう。
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Qイスラームの歴史を学び、高校地歴の教員免許を取るには?
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質問
中東イスラーム圏の歴史、またイスラーム圏とヨーロッパのカトリック圏の関わりについて学びたく、さらには高等学校の地歴の教員免許を習得したいと考えている者です。
教員情報を検索して総合グローバル学科の方が中東専門の先生が多いという印象を受けました。しかし高等学校の地歴の教員免許の習得という面で調べてみると史学科か教育学部の二択です。
そこで質問なのですが史学科で中東イスラーム圏の歴史、またイスラーム圏とヨーロッパのカトリック圏の関わりを学ぶことは可能でしょうか?もしくは総合グローバル学科でも史学科などの授業を履修し高等学校の地歴の教員免許を習得することは可能でしょうか?回答
ご質問ありがとうございます。こちらの手違いで回答が大変に遅くなり、申し訳ありません。
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Q北欧の女性史を研究できますか?
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質問
私は近代の女性解放史に興味があります。北欧を専門とする先生がいらっしゃいませんが、入学後に北欧の女性史を中心とした研究を行うことは可能でしょうか?
回答
ご質問ありがとうございます。
もちろん、学生さんの関心に沿って研究を深めてゆけるよう、種々アドバイスをすることは可能です。これまでにも北欧史で卒業論文を書いた学生はいましたし、なかには大学院まで進み、専門の学術論文を発表した学生もいました。女性史についても同様です。
大学は、ただ受動的に教員からの情報を消化してゆくのではなく、能動的に自分の問題意識を深め、発展させてゆく場所です。われわれはその手伝いをするのが仕事ですので、極力皆さんの初心をやせ細らせることなく、学術的に実現可能な形へ導いてゆくよう心がけています。専門とする領域が違っても、研究を大成できるよう、情報の収集の仕方、史料の読解の仕方、論文としての構築の仕方などは教授可能です。
ただし、より専門的なアドバイスが必要ならば、北欧史を専攻している教員のいる大学を目指すべきかもしれません。東海大学文化社会学部には、国内唯一の北欧学科があり、同じ志を持つ学生が集まっているので、学生どうしでの情報交換や切磋琢磨が可能でしょう。首都圏では、早稲田や立教、一橋などで北欧史が講じられています。大学院まで進むと委託聴講制度があり、協定を結んでいる他大学の授業を修了単位として履修できるのですが、立教の小澤実先生(NHKのアニメ版『ヴィンランド・サガ』監修)にはわれわれもお世話になっています。他大の情報も集めてみてください。
以前、類似の質問がありました。それに対するリンク先の回答も参照して下さい。
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Q戦国時代から近世にかけての勉強は出来ますか?
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質問
戦国時代から近世にかけての勉強は出来ますか?
回答
ご質問ありがとうございます。
本学の学部学科を紹介するさまざまなパンフレット、関連のサイトをご覧いただければ分かると思いますが、可能です。
本学科のアジア・日本史系では、日本近世史担当として川村信三教授がおられます。キリスト教を中心とした日欧交渉史がご専門で、戦国時代から近世にかけて、多くの研究業績をお持ちです。その専門的知識を活かして、マーティン・スコセッシ監督『沈黙—サイレンス—』や、大河ドラマ『龍馬伝』『軍師官兵衛』のキリシタン考証としても活躍されています。
2年生のゼミ「史料講読演習」では、長く『信長公記』を輪読されていますので、戦国時代に関心がある学生さんには、最適ではないでしょうか。
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Q第二次世界大戦の海戦や日本艦について学べるでしょうか?
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質問
第二次世界大戦の時に起きた色々な海戦や、その時に活躍、または沈んでしまった日本艦や外国艦について詳しい先生、そういった事を学べる講義はありますか?
回答
ご質問ありがとうございます。
本学科の近現代史担当は、ヨーロッパ・アメリカ史系が、ナチス・ドイツがご専門の井上茂子教授、アジア・日本史系が、国際交渉史がご専門の長田彰文教授です。お2人とも、もちろん当該期の軍事史について広い知識をお持ちですが、残念ながら、軍用兵器や具体的な戦闘過程についての専門的業績はお持ちでなく、それを主題とした講義も開講されていません。
歴史学では、戦争や軍事、兵法や兵器も重要な研究対象ですが、むしろそうしたモノの生産、機能、影響などについて時代・社会との関係から意味づける作業が主要になってきます。例えば、現在明治大学登戸キャンパスのある場所には、かつて陸軍登戸研究所があり、風船爆弾をはじめとする秘密兵器の開発を行っていました。歴史学は、その風船爆弾そのものよりも、そうした兵器が立案・開発されるに至った経緯、無差別殺戮兵器の製造に従事したひとびとの葛藤、実際に発射され、アメリカに着弾したそれらが同国民や政府に及ぼした影響などについて、広く詳しく研究してゆきます。爆弾自体に関する研究は、文系よりも理系の技術的な分野、あるいは双方に軸足を置いた科学史などの分野になろうかと思います。
あなたが関心をお持ちの分野は、具体的な戦闘過程の研究も含めて、現在、一般の私立大学ではなかなか開講されていないだろうと思います。それこそ、防衛大学の扱うものになるでしょう。あるいは、各大学にサークルとしての戦史研究会は存在しますので、それらに所属しつつ関心を深めてゆくのがよいかもしれません。
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Q植物考古学や、縄文時代の考古学を学ぶことはできますか?
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質問
植物考古学を学ぶことはできますか? また、縄文時代の考古学を学ぶことは可能ですか。
回答
ご質問ありがとうございます。
植物考古学に注目されるとは、なかなか玄人ですね。
本学史学科では、アジア・日本史系の大川裕子准教授(中国前近代)、北條勝貴教授(日本古代)、中澤克昭教授(日本中世)が、それぞれ環境史分野を専門にしており、植物考古学についても一定の見識を持っています。講義や演習などで、環境史研究の立場から、植物考古学に関連する知識を得ることは可能でしょう。
しかし残念ながら、学科としては文献史学の研究が中心で、考古学の体系的学習はカリキュラムにありません。すなわち、考古学分野を研究し、学位を取得することはできないわけです。首都圏でそれが可能な大学は、例えばリンク先の、日本考古学協会のホームページを確認してみてください。日本の大学で開講されている、考古学関係の授業がまとめられています。首都圏の私立大学では、青山学院大学、慶應義塾大学、國學院大學、駒澤大学、明治大学、早稲田大学などが、考古学に手厚いカリキュラムを作っています。環境考古学が講義されている大学なら、概ね植物考古学についても専門の知識を教授してもらえるでしょう。
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Q史学科での英語学習は?
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質問
将来、英語が必須となる職に付きたいと思っていますが、大学では歴史を学びたいと思っています。史学科での英語学習はどのくらい力が付きますか?
回答
お問い合わせありがとうございます。
本学の外国語学習は、学生本人の能力と情熱次第で、どのようにもスキルアップ可能な形で作られています。
史学科の場合、英語の必修科目は1年生の4単位で、入学直後のプレイスメント・テストにより6つのグレードに振り分けられ、それぞれの能力に応じた英語学習が課されます。
そののちは、中級・上級の英語の授業や、あるいは英語で講義される授業科目を履修してゆけば、自由にご自身の技術・能力を伸ばしてゆけるでしょう。そのなかには、卒業の単位に組み入れることができるものもありますし、それらを考慮に入れなければ、外国語学部や国際教養学部の、英語で行われる講義を受講することも可能です。
このリンク先が、2020年度の『履修要覧』ですが、118頁以降が英語科目の説明になっていますので、目を通してみてください。
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Q歴史学特講文化史はどのような授業? 使用言語は?
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質問
歴史学特講文化史ではどのような授業が行われますか?また日本語英語どちらで行われますか?
回答
お問い合わせありがとうございます。
「歴史学特講文化史」という科目は存在しないのですが、「歴史学特講(西洋文化史)」のことでしょうか。
こちらは、主に他大学の先生を非常勤講師としてお招きして開講していますので、毎年度内容が異なります。
ここ数年は、慶應義塾大学の赤江雄一先生にお願いし、西洋中世における托鉢修道会の説教世界を、グーテンベルクの活版印刷以前のマスメディアとして位置づけるお話を伺っています。ただし、来年度以降は別の先生にお願いする可能性もあります。
また、日本語を主要言語とするか、それとも他の外国語を用いるかも、やはり年度によって違いがあります。この授業が外国語固定というわけではありませんが、ヨーロッパ・アメリカ史系の「歴史学特講」は、持ち回りで英語講義となる可能性もあります。
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Q史学科では学部で考古学を専攻できますか?
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質問
留学生ですが、史学科では学部段階で考古学を専攻できますか?
回答
質問ありがとうございます。
残念ながら、本学科は文献史学中心の歴史学教育を行っていますので、考古学を体系的に勉強することはできません。
もちろん、日本史・東洋史・西洋史の古代を扱う教員は、考古学について一定の知識やスキルを持っています。国立歴史民俗博物館の上野祥史准教授をお招きした、「歴史学特講(東洋考古学)」も隔年開講しています。また、総合グローバル学部の丸井雅子教授の授業を受け、東南アジア考古学を学ぶこともできるでしょう。
しかし、それらはあくまで補足的な内容に過ぎず、考古学の基礎知識や発掘技術を順序立てて学び、実習などを行うカリキュラムは存在しません。
よって本学科では、考古学を「専攻」することはできません。
老婆心ながら、首都圏の私立大学で考古学教育が盛んなところを挙げますと、明治大学、早稲田大学、法政大学、駒澤大学、國學院大學などです。確認してみてください。
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Q史学科では、第2外国語としてフランス語を学べますか?
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質問
第2言語としてフランス語も学びたいのですが、史学科ではフランス語を選択する事ができますか。また、第2言語は4年間学ぶ事ができますか?
回答
質問ありがとうございます。
史学科の指定第2外国語は、フランス語、イタリア語、ドイツ語、イスパニア語、中国語、韓国語の6つ、さらにロシア語、ラテン語、ポルトガル語、インドネシア語、フィリピン語、アラビア語となっています。
前半6つは1〜5のレベル、他は概ね初級・中級・上級の3レベルに分けられています。
したがいまして、もちろん、第2外国語としてフランス語は選択可能、ご本人の努力に応じて、4年間学習することは可能です。
とくに西洋史では外国語スキルの熟達が求められ、西洋近世史のゼミなどはフランス語の能力は必須となります。
ぜひ、フランスへの留学なども視野に入れて、一生懸命学んでいただきたいと思っております。
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Q各国の近代化について学びたいのですが、可能ですか?
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質問
各国の近代化や近代化の国民の精神について学びたいのですが可能でしょうか?
回答
質問ありがとうございます。
近代化論は、現代歴史学の極めて重要なテーマで、恐らく、史学科のある大学ならば、どこへ進学しても、何らかの形で学ぶことはできるでしょう。しかし、一般には近代化論は、進歩史観的に肯定的に受けとめる傾向が強いのではないかと思います。日本でも、徳川時代の旧弊が解体されて進歩的な明治時代が開かれるという、司馬遼太郎の小説に示されるような歴史観が一般的でしょう。しかし現代歴史学は、それとは対照的な方向で近代を捉えています。例えば、一般には進歩発展の到達点とみられている近代国民国家などは、本当に理想的なシステムかどうか、綻びのみえる資本主義とともに検証に付されているところです。日本史学界でも、明治維新を批判的に捉える傾向が強くなっており、明治を「現代に通じる生きづらさの始まった時代」と位置づける研究もあります。過酷な競争と社会的格差の拡大が深刻になり、一方で前近代的なセーフティネットがどんどん破壊されていったためです。〈発展〉の幻想をしっかり批判しながら、現代を再考する視野を養ううえでも重要な研究領域ですね。
本学の史学科では、日本近現代史の長田彰文教授が日本・朝鮮・台湾・アメリカの国際関係史を、東洋史の笹川裕史教授が主に中華民国・中華人民共和国の成立史・社会史を、西洋史の井上茂子教授がドイツ・ナチズムの歴史を専門に研究しています。また、外国語学部や総合グローバル学部、国際教養学部には、世界諸地域の近現代を研究している教員が複数おります。これら教員の開講している授業や直接の指導に触れることで、皆さんの問題意識を深めることは可能と思います。
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Q世界各地の墓地や埋葬について学べますか?
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質問
日本に限らず、世界各地の墓地や埋葬、に興味があります。貴学でそういった内容を学ぶことはできますか?
回答
質問ありがとうございます。
まず、これまでの回答をみていただけば分かるのですが、歴史学の対象として突拍子もないものでない限りは、大学の史学科ではあらゆる事象を研究することができます。教員は、学生の問題意識を可能な限り大切にし、それを育て、発展させてゆくのが責務ですので、その点は安心して下さい。
ただし、教員の専門によって、得意な分野、不得意な分野が存在するのも確かです。
その点から考えてみますと、現在、日本古代史担当の北條勝貴教授、同中世史担当の中澤克昭教授、同近世史担当の川村信三教授、東洋前近代史担当の大川裕子准教授、西洋古代史担当の中川亜希准教授、同中世史担当の藤崎衛准教授、同近世史担当の坂野正則教授は、専門が宗教史をカバーしており、喪葬・墓制についても造詣が深く、なかには具体的な研究業績を持つ教員もいます。
1年生で学ぶ「概説」や、2年生以上で学ぶ「特講」では、喪葬・墓制について言及される、あるいは中心的に取り扱われることもあるでしょう。
現実的に卒業論文を書くうえでは、どこか専門的な時代・地域を決めてゼミに所属していただかなくてはなりませんが、2年生では複数のゼミに所属することも可能ですし、また指導担当ではない教員からもアドバイスを受けることができます。
本学科はグローバル・ヒストリーを標榜していますので、広い関心を持つ学生さんは大歓迎です。
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Q1830年から現在に至る、中国と世界の歴史を学べますか?
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質問
上智大学で、1830年から今までの中国と世界の国の歴史を学ぶことができますか? 例えば、阿片戦争の原因を探すこと。
回答
お問い合わせありがとうございます。
本学科のアジア・日本史系:中国近現代史担当の笹川裕史教授は、『銃後の中国社会―日中戦争下の総動員と農村』『中華人民共和国誕生の社会史』などの著書があり、主に日中戦争期の中国社会のありさまを研究されています。しかし、近現代の中国の激動を理解するためには、当然清国末期の情況、同国をめぐる国際関係を紐解いてゆかねばなりません。前代にまで遡って指導することも、珍しくないことです。これまで笹川教授のゼミに所属してきた学生のなかにも、アヘン戦争その他をテーマに卒業論文を書いたひとがありました。
本学科はグローバル・ヒストリーの構築を標榜していますので、同時代の西洋史、日本史でも、当時の国際関係を意識しながら研究が進められています。学生も2年生までは、複数のゼミに在籍しながら(例えば中国近現代史と西洋近現代史、中国近現代史と日本近現代史など)、より広い視野で専門的な研究の知識・技術を学ぶことができるカリキュラムとなっています。また、複数のゼミに所属していなくとも、他分野の教員から指導を受けて研究を進めてゆくことは可能です。
皆さんのモチベーション次第で、問題意識をどのようにでも深めてゆくことはできると思います。
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Q日韓関係の政治史、法制史を学べますか?
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質問
日韓関係の問題解決に向けて日韓の政治史や法制史を研究したいと思っています。貴学文学部史学科ではそういったことは学べるでしょうか?
回答
せっかくご質問をいただきながら、ご返事が遅くなり申し訳ありません。
日韓関係の問題解決に向けて、日韓の政治史や法制史を研究されたいとのこと、先鋭な問題意識で素晴らしいと思います。現在、本学科のアジア・日本史系:日本近現代史を担当している長田彰文教授は、日本・韓国・アメリカ・台湾など、近代東アジアの国際政治史が専門で、『セオドア・ルーズベルトと韓国』『日本の朝鮮統治と国際関係』『世界史の中の近代日韓関係』などの著書があります。
学界の最先端のレベルで基本事項を学ぶ「超領域・隣接学概説」、より教授の研究関心に沿った専門的な「歴史学特講」など、あなたの関心にかなう授業に出会うことは可能かと思います。そのまま長田教授のゼミで、ご自身のテーマを深めてゆかれればよいでしょう。
また、よりアクチュアルな問題に触れる「政治学」、同時代の西洋史「歴史学特講(西洋近現代政治社会史)」、東洋史「歴史学特講(中国近現代社会政治史)」などを通じて、一層広い視野での研究も可能になると思います。しかし、上智大学には史学科のほかに、あなたの関心に合致する学科として、総合グローバル学部総合グローバル学科もあります。
ひとつの事象を歴史的に深く掘り下げたいなら史学科ですが、課題解決型の実践へ結びつけてゆこうとするなら、総合グローバルのほうが適しているかもしれません。
そちらのほうの情報も入手され、将来のことも考えながら、進学先を決定されるのがよいだろうと思います。
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Q関東大震災の歴史を研究できますか?
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質問
関東大震災の歴史を研究することはできますか?
回答
ご質問への回答が遅れ、申し訳ありません。
皆さんの問題意識に応じて、研究の枠組みを提示することは可能です。本史学科は、東日本大震災の際、仙台の東北学院大学に協力して、被災した文化財のレスキュー活動に従事した経緯もあり、教員の災害・防災・減災に対する意識は高いと思います。
アジア・日本史系の北條勝貴教授は、東アジア環境文化史が専門で、災害史にも多くの業績があり、『日本災害史』『日本歴史災害事典』などにも執筆しています。同じく日本近現代史担当の長田彰文教授は、韓国・台湾・アメリカ・日本などをめぐる近現代政治史がご専門ですが、関東大震災を国際社会がどのように受けとめたかに関する研究もあります。皆さんの関わり方次第で、研究を深めてゆくことはいくらでもできるはずです。
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Q感染症の歴史を研究できますか?
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質問
感染症の歴史を研究することはできますか?
回答
ご質問への回答が遅れ、申し訳ありません。
まず、これまでの回答をみていただけば分かるのですが、歴史学の対象として突拍子もないものでない限りは、大学の史学科ではあらゆることを研究することができます。教員は、学生の問題意識を可能な限り大切にし、それを育て、発展させてゆく方法を示すのが責務です。
ただし、教員の専門によって、得意な分野、不得意な分野が存在するのも確かです。
その点から考えてみますと、現在、本史学科には、感染症の歴史そのものを専門にしている教員はいません。しかし、政治史や社会史、文化史などの視点から、感染症その他の病の歴史に言及したり、論考を上梓している教員はあります。それぞれが担当する「概説」「特講」などの授業でも、「病の歴史」そのものをテーマに開講された年がありました。現在、大学院でも、医学史を研究している院生がいます。
しっかり問題意識を持っていれば、それに応える枠組みを提示することは可能と思います。