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Q史学科で文化人類学や民俗学は学べますか?
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質問
貴学科のカリキュラムについてお伺いしたく、ご連絡差し上げます。
史学科では、日本史や世界史を中心とした学問分野のほかに、文化人類学や民俗学のような領域についても学ぶことは可能でしょうか。回答
上智大学史学科のQ&Aへのご投稿をありがとうございます。
史学科のカリキュラムに関する質問ですね。上智の史学科で文化人類学や民俗学が学べるかということですが、文化人類学は史学科の正規の授業としてございます。民俗学そのものは授業としてはありませんが、北條勝貴先生(日本古代史)のように民俗学の手法を取り入れた先生がいますので、そのもとで学ぶことは可能です。
ただし、あくまで歴史学の学生向けの補助学問という位置付けです。文化人類学や民俗学を主として学びたい場合は、上智の他の学部や他大学を検討された方がいいでしょう。
では頑張ってください。
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Q人々の生活や文化(特に食文化)に興味があるのですが…
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質問
人々の生活や文化(特に食文化)に興味があるのですが、貴学科でこのようなことを学べますでしょうか?
回答
上智大学史学科情報サイトへのご質問、ありがとうございます。
質問者さんは、生活に根ざしたテーマに関心があるようですね。とりあえず「食文化」に絞ってお答えします。いうまでもなく、食文化は人間の生活の基本的なものであり、歴史学においても重要なテーマの一つといえます。本学には各時代・地域について幅広い見識をもつ教員がおりますので、もちろん専攻することは可能です。
ただ、一つ注意していただきたいのは、食文化について歴史学ならではの視点や方法が存在するということです。「過去の人々がどんなものを食べていたのか知りたい」というのは、研究の出発点としては大切な動機です。しかし、食材や調理法の解明は基礎的な作業ではあるものの、歴史学における研究のゴールにはなり得ません。
むしろ、食が当時の人々や社会にとってどういった位置付けや機能をもっていたのか、という論点が歴史学にふさわしいものです。具体的には宗教・政治における儀礼的な側面などが挙げられるでしょう。また、食文化を専攻するためには、該当する地域・時代について広く知ることが必要となります。
それでは頑張ってください。
追記:過去に類似の質問と回答がありますので、よろしかったらそちらもご参照ください。
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Qレコンキスタ前後のスペイン史を学びたいのですが…
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質問
私は中世~近世にかけての西洋史(西欧州メイン)を学びたいと思っているのですが、二つ質問があります。
1)レコンキスタ前後のスペイン、或いは大英帝国最盛期は専門的に学ぶことは可能でしょうか
2)上記の内容、特にレコンキスタ前後のスペイン史において、キリスト教と組み合わせながら学んでいきたいと思っているのですが、可能でしょうか。回答
お問い合わせありがとうございました。
レコンキスタ前後のスペインの歴史について学べるかとのお尋ねですが、本学科にこの主題を専門とする教員はおりませんが、卒業論文作成のための研究を指導することは可能です。
レコンキスタ自体は長期にわたる運動ですので、どの時代に着目するのかは検討する必要がありますが、西洋中世史のゼミナール、もしくは西洋近世史のゼミナールに所属して、卒業論文を作成することはできます。これまでも、両ゼミナールで、この主題で卒業論文を提出して卒業した学生は複数おります。また、本学科の上に位置付けられる大学院の史学専攻には、この主題を専攻する院生が在籍していますので、アドバイスを受けることもできます。
また、本学には、外国語学部イスパニア語学科にスペイン近世史を専門とするスタッフもおり、神学部では「キリスト教の歴史」をはじめキリスト教史関連の授業も開講しておりますので、それらを組み合わせて履修していただければ、ご関心に近づくことは可能かと思います。
次に、大英帝国最盛期について学ぶことができるのかというご質問ですが、こちらの主題につきましても専門とする教員は本学科に在籍しておりませんが、卒業論文作成の指導を本学科で受けることは可能です。
大英帝国最盛期とはいつを指すのか(これ自身が大きな歴史学上の論点です)という問題はありますが、仮にヴィクトリア女王治世期と考えますと、この主題については、西洋近現代史ゼミに所属することで卒業論文を作成することが可能です。これまでも、この時代を扱っ卒業論文は複数提出されています。
さらに、文学部英文学科や外国語学部英語学科の関連科目を履修することで、視点をさらに深めることも可能でしょう。
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Q芸術の歴史的背景を研究したいのですが…
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質問
私は芸術(特に文学や絵画、演劇)の歴史的背景について研究をしてみたいと考えています。文学部英米文学科と史学科で迷っているので、ご意見いただきたいです。
回答
ご返事遅れて申し訳ありません。まず、文学か歴史か専門分野に迷った場合、作品や作家を集中的に研究したいのか、あるいはそれらを生み出した社会や歴史を総体的に研究したいのかで、判断するのが原則かと思います。芸術全般の場合は、そのなかに美学・哲学か、あるいは美術史かの選択が加わります。芸術系の大学なら両方ありますが、そうでなければ、哲学科か(美術史専門の教員がいる、授業が開講されている)史学科を選ぶことになりますね。また、イギリスやアメリカの文学・芸術といっても、分野が細分化していますので、一概にどこがよいとはいえません。まずは、自分が最も関心のある分野の書物を検索し、それを書いている研究者の所属を調べてみることをおすすめします。それから、もうすでに「英米系」と決めているのであれば、上智の場合は、史学科より英文学科のほうが適切と思います。「ヨーロッパ・アメリカ史系」と銘打っておきながらお恥ずかしいのですが、本史学科には、イギリス史・アメリカ史専門の教員がおりませんので…。
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Qハワイ/アジア系移民研究は、アジア史/アメリカ史?
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質問
ハワイのアジア系移民の歴史の研究の場合、アジア史アメリカ史どちらの視点になりますか?
回答
ご返事が遅れて申し訳ありません。
これは、近代の移民ということでしょうか。どの視点から何を明らかにしようとするかで、分野が違ってくると思います。あくまで、移民元の地域から、そのアイデンティティーに基づいて事象を追いかけようとすれば、アジア史の分野になるでしょう。逆に、国民国家アメリカの範疇において、受け容れ側の視点で考えるならば、アメリカ史ということになります。あるいは、ハワイ島独自の長大な歴史・社会・文化において、近代の限定的問題を捉えるならば、ポリネシア史の文脈で考えたほうがよいかもしれません。それらすべてが交渉する全体像を、グローバル・ヒストリーの視点で総合的に把握してゆく方法もあります。
自分が何を明らかにしたいのか、その問題意識如何で、分野は異なってくると思います。最終的には全体的な把握を目指し、まずは最も関心があるところに足場を築いて、考えてゆけばよいのではないでしょうか。
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Q天璋院篤姫の研究はできますか?
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質問
天璋院篤姫に関する研究はできますか。
回答
お問い合わせありがとうございます。天璋院篤姫については、現在評伝的な研究はあまり行われておらず、大奥の政治的な役割やジェンダー研究との関係で言及されています。動向をリードしているのは、東北学院大学の柳谷慶子先生、江戸東京博物館の畑尚子先生、徳川林政史研究所の松尾美恵子先生らです。
他の方のご質問への回答をみていただいても明らかですが、基本的にある程度のスタッフを配置している史学科ならば、歴史学におけるいかなる分野、対象の研究も不可能ではありません。担当教員はアドバイスが可能な知識・能力を備えていますし、場合によっては、さらに専門の近い研究者と連携しながら指導をすることもできます。ただし、やはり教員の専門によって、提供できる情報に疎密の生じることはやむをえません。現在、本学科には幕末を専門とする教員がおりませんので、より高度な知識を求める場合は、幕末期、大奥、あるいは薩摩島津家等を専門に扱っている研究者のいる大学を調べ、目指したほうがよいかもしれません。
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Q戦史についての研究は可能ですか?
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質問
貴学部の受験を考えている者です。貴学部に進学した暁には、古代から近世の、所謂「近代兵器」が発達する以前の戦争について、その背景も含めて主に地政学的観点から研究したいのですが、どの程度可能でしょうか?
また、研究を行うにあたって決まった専門分野を持たず、勃発や勝敗の要因を考察する上で重要な地理的、政治的、宗教的その他様々な観点や兵法など多岐にわたる分野について広く研究を行うことは可能でしょうか?回答
お問い合わせありがとうございます。また、回答が大変遅れてしまい、申し訳ありません。まず、具体的な戦史・兵器開発に関する研究指導の可能性ですが、もちろんどの分野においても卒業研究の課題とするのは可能なものの、やはり指導教員によっては、提供できる情報に疎密が生じることはやむをえません。もちろん、各時代・地域の担当教員である限りは、その時代・地域における政治・経済・社会・文化の諸事象について、研究指導可能な知識を持ち合わせてはいますが、それでも自分の専門に近いかどうかによって、偏りが生じてしまうことは確かです。例えば、日本中世史の中澤克昭教授は狩猟文化や城郭・武力が専門ですが、前後の時代の他の教員にはそれと同等の知識があるわけではありません。しかし、同様の情況は他の大学でも同じで、戦史についてあらゆる時代・あらゆる地域の専門的な情報を求めるならば、それこそ防衛大学などに進学するしかないのではないかと思います(それでも強いところ、弱いところはあるでしょう)。要は、卒業研究でどの地域・どの時代を中心的に扱うか、考えなければならないということだと思います。研究のための史料の読解には、当然対象とする時代の言語、古文書・公文書の知識を身につけておかねばならず、卒業研究では、ひとつの時代・地域についてようやく「使いものになる」かどうか、といったところが現実です。これは後半のご質問とも関連しますが、例えば宗教書、兵法書、地理的なデータなどは、それぞれ収集・分析・読解の方法が異なり、もちろん時代・地域ごとにアプローチの仕方も違ってくるので、卒業研究段階でどこまで手を広げられるか、極めて難しいと思います。しかし、もし大学院までを考慮に入れるなら、ひとつの大学に拠点を置いて他大の教員に指導を受けることも可能ですし、所属先を変えて研究をしてゆくこともできますから、だんだんと自分の理想に近づけてゆくことはできるでしょう。まとめますと、「本学史学科で上記の研究を行うことはできますが、時代・地域によって偏りが生じてしまう。しかし現実的には卒業研究の対象・範囲は限られてくるので、どの時代・地域を中心に扱うかをよく考え、それに近い専門の教員が所属している大学を選ぶのがよい」と考えます。本学科では、戦争に関わる事象を専門にしているのは、主に日本中世、日本近現代、中国近現代の各教員です。その他、兵法書の研究、決闘史の研究など、社会史・文化史的アプローチを試みている教員も、何名かはおります。参考になさってください。
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Q中世の地中海や貿易について研究できますか?
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質問
上智大学の史学科への進学を志望しているものです。私は大学で中世の地中海貿易史について研究したいと考えています。他の質問者様へのご回答を拝見したところ、ローマ帝国時代や共和制期の地中海の島々についての研究は可能であるとのことでしたが、中世の地中海や貿易についての研究することは可能でしょうか?また、それに関する講義はありますか?
回答
ご質問に対し、返信が遅れ大変申し訳ありません。まず、残念ながら本学科に、中世における地中海の島々の研究をしている教員はおらず、それらを直接扱っている授業も、現在のところはありません。ただし、隣接する時代でそれらに関心を持っている教員はおり、古代あるいは近世からのアプローチは行われています。そうした傾向を反映してか、今年度の上智史学会大会でも、近世地中海都市を扱った大学院生の研究報告が幾つかありました(※1)。また現在修論執筆中の大学院生のなかには、レコンキスタ後の中近世移行期を対象に、(島嶼ではありませんが)地中海港湾都市のマラガを研究している者もいます。卒業研究くらいであれば、充分に指導させていただくことは可能です。しかし、その先(大学院進学など)を考えてより専門的な知識を把握したいということであれば、首都圏でいえば神奈川大学の黒田祐我さん(※2)、その他地域では広島大学の足立孝さん(※3)などが、研究をリードされているのではないかと思います。ただし、黒田さんは歴史学研究の所属ではありませんので、注意が必要かもしれません。参考になさってください。
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Q東欧近現代史について、どの程度研究ができますか?
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質問
上智大学の史学科への進学を希望している者です。私は東欧近現代史に興味を持っています。近現代の東欧はソ連からの強い影響が及んでいた地域であり、この地域の歴史を学ぶ上でソ連についての学習は避けられないものと考えていますが、ほかの質問者様の投稿を拝見したところ、「上智大学文学部史学科にはソ連・ロシア史を専門とする教員は在籍していないが、必要に応じて外国語学部ロシア語学科の教員からサポートを受ける事が可能」と書かれていました。東欧近現代史について、上智大学ではどの程度研究ができるのでしょうか。また東欧諸国との相関関係の中でソ連を見る場合に、外国語学部の先生方からはどの程度のサポートを受けられるのでしょうか。
回答
お問い合わせありがとうございました。
東欧近現代史およびソビエト連邦を東欧諸国との関係性の中で学んでみたいとのことですね。確かに、上智大学文学部史学科にはソ連・ロシア史を専門とする教員はいないですし、東欧近現代史を専門とする専任教員もおりません。しかし、東欧諸国と西で境を接するドイツ近現代史を専門とする教員はおりますので、卒論を準備するにあたって様々な助言を得ることができると思います。
また、ご指摘の通り、上智大学外国語学部ロシア語学科には、現代ロシアの地域研究を専門とする専任教員がおります。史学科の学生でも、外国語学部を含む他学部や他学科の授業を履修することも可能ですので、ご自身の関心に結びつくようなロシアに関わる授業を受けることも可能でしょう。こうした授業を履修する中で、先生に直接コンタクトを取る機会もあるのではなかと思います。
ご自身のやる気と努力があれば、道は開かれると思います。がんばってください。
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Q帝政期ローマの都市の研究は可能でしょうか?
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質問
上智大学の史学科において、帝政期ローマの都市(特にトリーアなど)の研究については可能でしょうか?
回答
お問い合わせ、ありがとうございます。
本学において帝政期ローマの都市についての研究は可能です。
ローマ世界の研究は、英語が主ですが、地域・分野によっては、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語などの文献があります。それらの文献も読むことができれば、理解が深まります。
本学においては、ラテン語とギリシア語も含め、様々な言語を学ぶことができるので、古代ローマ史を学ぶ環境が整っていると言えると思います。
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Qローマ帝国時代の地中海の島々を研究できますか?
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質問
上智大学史学科の受験を考えている高校3年生です。
ローマ帝国時代の地中海の島々(特にシチリア島など)について研究したいのですが可能でしょうか?回答
お問い合わせ、ありがとうございます。
「ローマ帝国時代の地中海の島々(特にシチリア島など)」を研究されたいとのこと、ローマの属州となったシチリアやサルデーニャ、コルシカなどの島々についてということでしょうか。日本ではあまり研究がないですし、卒業論文のテーマとしては少し難しいかもしれませんが、可能です。
「ローマ帝国時代」とは、アウグストゥス以降のいわゆる帝政期のことだと思いますが、それよりも前、共和政期の属州シチリアについては以下の本があります。・吉村忠典『古代ローマ帝国ーその支配の実像ー』岩波新書、1997年
共和政期の属州シチリアについてならば、邦訳のある史料を使えますので、研究しやすくなります。
地中海の島々は、様々な人々が交流する場となってきました。その様相について学ぶことで、多様でありながらも共通するものが見られる、現代の地中海世界についての理解も深まることでしょう。
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Q中東イスラーム地域の歴史を学べますか?
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質問
私は中東イスラームの歴史と文化について興味があります。史学科で中東イスラームの歴史について研究されている方はいらっしゃいますか?
また、国際グローバル学部における中東イスラーム地域研究とは、イスラームの歴史や文化を学ぶというより石油や女性の人権など現在における諸問題について研究するのでしょうか。回答
ご質問ありがとうございます。
残念ながら、現在史学科では、イスラームの研究をしている教員はいません。本学であれば、やはり総合グローバルなどを志望なさったほうがよいでしょう。ただし、質問者さんの懸念されているとおり、同学部では現代的課題に取り組むのが目的で、時間軸に沿って歴史や文化を捉えることを主眼としてはいません。上智へ進学されるかどうかはともかく、まずは史学科に籍を置いて、史資料の読解の方法、歴史研究の基礎を学ばれるのがよいでしょう。そのうえで、他学部他学科の先生方、とくにイスラーム研究をされている教員に、アドバイスもらうことも可能かと思います。
ぜひ一度、総合グローバルのほうへも問い合わせてみてください。
ご健闘を心から祈念申し上げます。
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Q中国残留孤児について学べますか?
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質問
上智大学の史学科では中国残留孤児について学べますか? プロレタリア文化大革命時の中国社会の動きと在中日本人の暮らしについても研究したいです。
回答
ご質問ありがとうございます。
本学の史学科では、中国近現代史の担当教員として笹川裕史教授がおられます。ご著書に、『中華人民共和国誕生の社会史』『銃後の中国社会』などがあり、民国期から人民共和国時代に至る中国の地域社会について、造詣の深い研究者です。
また、日本近現代史担当として長田彰文教授がおられ、戦前・戦中の、日・米・中国・朝鮮・台湾などの国際関係史を研究されています。
いずれのゼミに所属しても、残留孤児や在中日本人の研究は可能ですし、他の先生方のアドバイスも受けられるでしょう。
近年は中・日関係の悪化により東洋史を研究する学生が減少しており、質問者さんのような関心を持つ生徒さんは貴重です。
他の大学へ進学されたとしても、ぜひ東洋史研究に邁進していってください。
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Q明の時代の研究で魅力的なテーマは?
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質問
中国史に漠然と興味を抱いているのですが、明の時代が特に気になっています。史学科ではどんな研究をするのでしょうか。また明の時代で特に魅力的なテーマのようなものがあれば教えていただきたいです。
回答
ご質問ありがとうございます。
史学科には、前近代中国史を担当する教員がおりますので、明代史を学ぶこともできます。
具体的には、史学科に入るとまず、1年生の時に概説を通じて基礎を学びますが、中国史に関係する概説では「アジア日本史系概説Ⅳ」(新石器時代~唐代)、「アジア日本史系Ⅴ」(宋~清)が隔年で開講されています。
2年生以降は、各自関心のある地域・時代のゼミナールに所属しますが、前近代中国のゼミでは、研究論文を読み最新の研究動向や研究方法を学んだり、漢文史料を読み込みゼミ内で検討・討論を行います。ゼミには明代史を研究テーマとする学生も所属しています。
明の時代に魅力的なテーマは色々とありますが、海域世界あるいは北方遊牧世界との関係に注目して、広い視野から明という時代を考える研究が重要だと思います。
また当時経済的に発展していた江南地域の社会・経済・文化などについても、豊富に残される歴史史料を使った研究が可能です。
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Q社会人から進学される方はいますか?
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質問
社会人から進学される方はいますか?
回答
ご質問ありがとうございます。また、回答が遅れまして申し訳ありません。一時期は、社会人入試を利用して入学される方、あるいは、定年等ののちに学士入学をされる方も一定数いらっしゃったのですが、近年は少ない情況です。しかし、そういう方がおひとりゼミにいらっしゃると、ゼミの意見交換が活発化しますし、若い学生にも大きな刺激になるようです。われわれスタッフとしましては、常に、社会人の方の入学をお待ちしています。
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Q戦国武将の研究はできますか?
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質問
私は戦国武将が好きで戦国時代に興味があるのですが、史学科では戦国武将について研究することはできますか?
回答
ご質問ありがとうございます。回答が遅れ、申し訳ありません。さて、戦国武将の研究とのこと。本学の史学科では、2人の教員が専門です。おひとりは、近世史ゼミ担当の、川村信三教授。日欧交渉史・キリシタン史がご専門で、戦国時代を研究したい学生は、概ね川村先生のゼミに所属します。大河ドラマ『黒田官兵衛』、ハリウッド映画『沈黙』の時代考証・キリシタン考証もされています。もうおひとりは、中世史ゼミ担当の、中澤克昭教授。狩猟や城郭・武力の研究がご専門で、真田氏の研究でも知られており、真田昌幸が徳川勢を破った第一次上田合戦の、新史料を発見したことでも話題になりました。なかなか、これだけのスタッフを揃えている史学科は、他大学にはないと思います。中世か近世、どちらかのゼミに所属し、もう一方の先生からアドバイスを受けることも可能です。
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Q選挙権拡大の歴史的過程や背景を学びたいのですが?
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質問
私は現代の日本の投票率の低下について関心があり、問題解決のために選挙権拡大の歴史的過程や背景を学びたいと考えているのですが史学科で学ぶことは可能でしょうか?
回答
お問い合わせありがとうございました。回答が遅れ、申し訳ありません。
大変アクチュアルな問題意識でよいと思います。分野としては近現代史になりますが、投票率の低さの原因や背景を問うとなれば、もちろん投票権の拡大の問題のほか、現在の小選挙区制と市民の意思との乖離、いわゆる一票の格差の問題、政治への期待の減退、政治参加や社会運動の忌避など、極めて広汎な事象を扱わないと、納得のゆく回答は得られないのではないかと思います。
そのうえで、質問者さんの問題意識にきちんと応えてくれる学問が、政治学なのか社会学なのか、あるいは歴史学なのか、もう一度検討してみる必要があるでしょう。あくまで過去から現在に至る通時的な変化を扱いたいなら歴史学、現在の複雑な情況を共時的に解き明かしたいなら政治学、社会学などのほうがよいかもしれません。
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Q女性と演劇について、史学科と社会学科ではどちらが?
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質問
私は芸術という点で女性が舞台に立てるようになった成り立ちや、日本特有の宝塚歌劇団にある男役という文化が海外には存在しない理由について学びたいと考えています。女性の格差について学びたいのですが、史学科と社会学科ではどちらの方が学びやすいなどはありますか?
回答
お問い合わせありがとうございました。また、回答が遅くなり申し訳ありません。
簡単にいえば、現代の事象を共時的に扱うならば社会学、過去からの流れを踏まえて考えるならば歴史学のほうがよいだろう、と思います。
近年はジェンダー史研究が大きな発展を遂げており、そのうち異性装の歴史は、宗教や芸術の如何を問わず注目を集め、専門の研究書や入門書も刊行され始めています。現在、本学科にはジェンダー史を専門に研究している教員はいませんが、東洋史には大澤正昭名誉教授以来女性史研究の伝統があり、西洋史でも井上茂子教授が、『女の皮膚の下』という女性史・身体論の名著を翻訳しています。日本史の北條勝貴教授にも、東アジア前近代の性的マイノリティーに迫った論文があります。社会学その他、他学科の先生方にもアドバイスをいただきながら、本学科で、演劇における異性装を卒業研究にまとめてゆくことは可能でしょう。
ちなみに、女性が男性の役を演じることは、宝塚歌劇団だけでなく、オペラのズボン役などにみることができます。それから、宝塚歌劇団の成立は必ずしも「女性の地位の向上」ではなく、温泉街において男性客へ「若い女性の出し物をみせる」という、男性優位社会の眼差しが前提となっていたことにも注意が必要です。
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Q平安〜幕末の日本刀について学べますか?
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質問
平安時代から幕末の日本刀に興味があります。関連するような授業やゼミはありますでしょうか?
回答
お問い合わせありがとうございます。また、回答が遅れて申し訳ありません。
なかなか刀剣に特化したゼミというものは存在しませんが、日本中世史担当の中澤克昭教授は、狩猟や城郭、武力をめぐる社会史が専門です。中澤ゼミに所属している現4年生の平岡愛唯さんは、YouTube にある史学科の学科紹介動画にも登場してもらっていますが、刀剣の研究者になることを目標に、日々研鑽を積んでいます。明日のオープン・キャンパスでも、文学部の学部紹介に平岡さんが登壇しますので、もし参加のご予定があれば、どこかで捕まえて情況を質問してみてください。実地にいろいろなことが分かると思います。
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Qポリネシア史やオセアニア史を学ぶことは出来ますか?
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質問
ポリネシア史やオセアニア史を学べますか?
回答
お問い合わせありがとうございます。返信が遅くなりまして、申し訳ありません。
さて、ポリネシア史やオセアニア史の件ですが、残念ながら、本学史学科では専門の教員がおらず、現在のところ、これをカバーする授業も開講されていません。以前は、外国語学部の地域研究でそうした分野・地域もカバーできましたし、史学科にも同地域の考古学・人類学を専門とする教員がおり、大学院生も巣立っていました。国立民族学博物館で同地域を研究されている小野林太郎教授などは、その頃の本学の出身です。しかし現在でも、オセアニア地域とのネットワークがあり、交換留学生が派遣されています。こちらにその体験談がありますので、参照してみてください。そのうえで、外国語学部や総合グローバル学部へも問い合わせをしてみてください。