「からだ」から自分を、そして世界を捉え直してみよう
文学部にあって唯一、テクストを持たない「身体」や身体表現としての「スポーツ」を、身体文化というコンテクストから新たに捉え直し、探求するコースです。従来の身心二元論的な物としての「身体Body」ではなく、身体・心・スピリチュアリティを含む「からだSoma」の視点に立つことで、文学や哲学、歴史、メディアのなかに新たに立ち現れる、多様な感覚世界として身体の在り方や、記憶や経験をも含む身体イメージ、そしてそのまなざしの中心に立つ自分自身の「身体(存在)」に出会ってください。
身心論
基盤教育センター身体知領域の吉田美和子先生による講義でした。
講義はまずパーソナルスペースの実験から始まります。教室内を全員で歩き回りながら、人とすれ違ったときにどう感じるのか、居心地の良い場所はどこかを考えます。また、相手がどこまで近づいてくると嫌悪感を覚えるのか、それが相手の立つ位置によってどう変わるのかも考えました。この実験から、人の感覚は五感だけでなく、意識に表れない感覚もあるということが分かります。このように、身体から人間を理解しようとするのが身体知領域の試みであると先生は言います。
また、自分が身体を使って繰り返し経験したことについて紙に書き、人に説明することで、身体感覚を言語化することの難しさについても体感しました。
講義はまずパーソナルスペースの実験から始まります。教室内を全員で歩き回りながら、人とすれ違ったときにどう感じるのか、居心地の良い場所はどこかを考えます。また、相手がどこまで近づいてくると嫌悪感を覚えるのか、それが相手の立つ位置によってどう変わるのかも考えました。この実験から、人の感覚は五感だけでなく、意識に表れない感覚もあるということが分かります。このように、身体から人間を理解しようとするのが身体知領域の試みであると先生は言います。
また、自分が身体を使って繰り返し経験したことについて紙に書き、人に説明することで、身体感覚を言語化することの難しさについても体感しました。
身体・スポーツ・社会Ⅱ
基盤教育センター身体知領域の谷口広明先生による、パラスポーツについての講義でした。
脊椎損傷センター初代所長のルートヴィヒ・グットマン博士がリハビリテーションにスポーツを導入し、イギリス傷痍軍人によるアーチェリー大会を開催したのがパラリンピックの始まりです。グットマン博士はスポーツを通じた交流や社会復帰を促し、社会にある偏見の解消にも取り組みました。
オランダのように、障害を理由に分け隔てることのない共生社会を目指し、健常者と障害者のスポーツ組織が完全統合される国もあります。しかし、パラリンピックがメディアスポーツ化、オリンピック化し、競技人口や高い競技性が求められるようになると、競技人口の少ない、重い障害種目などが減少し、多様性とは逆の方向へ進んでしまいます。パフォーマンスの高さに関係なく多様性を認めることが今後の課題であるとの指摘がなされました。
脊椎損傷センター初代所長のルートヴィヒ・グットマン博士がリハビリテーションにスポーツを導入し、イギリス傷痍軍人によるアーチェリー大会を開催したのがパラリンピックの始まりです。グットマン博士はスポーツを通じた交流や社会復帰を促し、社会にある偏見の解消にも取り組みました。
オランダのように、障害を理由に分け隔てることのない共生社会を目指し、健常者と障害者のスポーツ組織が完全統合される国もあります。しかし、パラリンピックがメディアスポーツ化、オリンピック化し、競技人口や高い競技性が求められるようになると、競技人口の少ない、重い障害種目などが減少し、多様性とは逆の方向へ進んでしまいます。パフォーマンスの高さに関係なく多様性を認めることが今後の課題であるとの指摘がなされました。
世界のスポーツ・身体文化論
文学部の瀬戸邦弘先生による応援団文化についての講義でした。
明治期に生まれたバンカラ文化の流れを汲む応援団は、精神性を重視し、応援団旗を神聖なものとして扱う慣習など、近代からの価値観を共有しながら成り立っています。
また、応援団全体を体現する存在である団長は、その歴史的な役回りを継承する器としての身体であるという点で、歌舞伎役者と通ずるものがあると先生は言います。
歴史や伝統を受け継ぎながら独自の行動様式や人間関係を維持する応援団が、ひとつの文化であることが分かりました。
明治期に生まれたバンカラ文化の流れを汲む応援団は、精神性を重視し、応援団旗を神聖なものとして扱う慣習など、近代からの価値観を共有しながら成り立っています。
また、応援団全体を体現する存在である団長は、その歴史的な役回りを継承する器としての身体であるという点で、歌舞伎役者と通ずるものがあると先生は言います。
歴史や伝統を受け継ぎながら独自の行動様式や人間関係を維持する応援団が、ひとつの文化であることが分かりました。
身体・スポーツ・社会Ⅰ
「身体・スポーツ・社会Ⅰ」では、スポーツと社会の関係について、サッカーを中心に、様々な視点から考察していきます。