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特色・目的・カリキュラム

ドイツ文学専攻の特色
ドイツ語圏への留学

博士前期・後期課程在学中に上智大学の交換留学制度を利用したり、外部の公的な奨学金を獲得するなどして留学する大学院生が多く、ドイツ語圏の最新の学問動向を吸収し、ドイツ語力にも磨きをかけています。ワイマール古典主義財団の奨学金で、ワイマールに2か月間研究滞在する制度もあります。

多分野での活躍の可能性

近年は博士前期課程を修了した後、就職する人が大部分ですが、ドイツ文学専攻で得た学識を活かし、公務員、教員、ドイツ企業、病院、出版社、民間の研究機関などさまざまな分野で活躍しています。また博士後期課程の修了者の多くは、ドイツ文学や語学など、専門領域での研究・ 教育に従事しています。

大学院生がつくる学術誌「STUFE」

大学院STUFE刊行委員会編『STUFE』は、研究者デビューの場として、およそ40 年にわたり、歴代の大学院生たちによって受け継がれてきました。

ドイツ文学専攻の目的

ドイツ文学専攻は、ドイツ語圏の文学・文化に内在する豊かな思想性と深い内面性を、ヨーロッパ文化史という広範な歴史的文脈のなかで総合的に探究することを教育・研究の根幹としています。詩・小説・戯曲・批評や理論的著作など多様なジャンルのテクストを精緻に読み解くことを通じて、《ドイツ》という歴史的・文化的空間がいかに形成され、いかなる思想的葛藤や精神史的展開を経て現在に至ったのかを、多角的かつ批判的に検討します。複雑な背景をもつドイツ語圏文化を深く把握することは、混迷する現代社会の諸課題を主体的に読み解き、未来への視座を切り拓くための自由で強靭な知性を涵養することにつながります。

カリキュラムの特徴

博士前期課程は、研究活動の基本要件である高度なドイツ語能力、多面的かつ専門的な知識と学問的方法論の修得、その成果としての修士論文の執筆を目的としています。前期課程の大学院生は、指導教員と協議のうえで研究テーマを定め、演習科目や研究発表会を通じて、他の教員や学生たちと意見交換を行いながら、修士論文の完成を目指します。
私たちは研究の多様性を重視し、さまざまなバックグラウンドを持った学生を積極的に受け入れています。上智大学のドイツ文学専攻は、「学び」を深めたい学部からの進学生、他大学他専攻の出身者、社会で経験を積まれた方々、そして教員が、《ドイツ》を共通項として、語り合い学び合う「ゲマインデ」(共同体)なのです。
ドイツ文学専攻所属の大学院生は学術誌『STUFE』を自主的に編集・刊行しています。『STUFE』には、博士前期課程の学生でも、在学初年度に、卒業論文をまとめたもの、あるいは修士論文に向けた予備研究を発表することができます。そして後期課程の学生は、修士論文に基づく研究論文を皮切りに、その時々の成果を掲載することで、各方面からの批評や助言を受ける機会を得ています。
後期課程に進んだ学生は、同誌以外の各種学会誌に積極的に寄稿し、また学会等で研究発表を行うなど、学外にもネットワークを広げていきます。切磋琢磨を重ねながら、研究者として自立するために必要な力を涵養します。最終的には、ドイツ文学専攻の全教員の支援のもと、課程博士論文(後期課程修了後3年以内に提出)を完成させ、文学博士号を取得することを目標とします。

授与学位

・博士前期課程:修士(文学)

・博士後期課程:博士(文学)

取得可能な教員免許・免許教科

・中学校専修(ドイツ語)

・高等学校専修(ドイツ語)

※教員免許が取得できる専攻は、博士前期課程に限ります。また、1種免許状を取得済、あるいは1種免許状取得要件を満たしている教科のみ取得可能で、必ずしも全教科取得できるわけではありません。

修了生の進路

最近は博士前期課程を修了し、就職する人が大部分ですが、大学院で得た学識を生かし、公務員、教員、コンピューター関連の会社、出版社、民間の研究所、調査機関などさまざまな分野で活躍しています。また博士課程後期を修了した人たちの多くは、ドイツ文学研究、ドイツ語教育の分野で活躍しています。