前回、
前々回と2回にわたって、2023年度の上智大学史学科 SOD の模様をお伝えしました。在校生や受験生の方で興味をもった人もおられると思いますので、今回は「ヘルパー制度」について、簡単に説明したいと思います。

恒例のウェルカムボードを作成中
先に書きました通り、SODの前身である「オリキャン」は、1966年に始まりました(1959-64年かけては、その先駆けとなる「リーダーズ・キャンプ」が実施)。その際、セミナリヨやコレジヨといったイエズス会の学校における全人教育――学校は知識や技能を教えるだけではなく、教職員や仲間とのふれ合いを通じた総合的な人間教育がなされる場所であるという考え――がモデルとなったそうです。

準備日の模様(履修説明のリハーサル等)
学生同士が助け合う活動のことを「ピアサポート」といい、日本の大学では1990年以降に取り組みが開始され、2005年以降に急速に普及し、現在では半数以上の大学でおこなわれているそうです。よって、上智大学のヘルパー制度は、他の大学のピアサポートより遥か先んじた、先駆的でかつ特異な事例であるといえるでしょう。
なお、他大学のピアサポートでは、「(ピア)サポーター」や「チューター」という言葉が使用され、「ヘルパー」という語はあまり(ほとんど?)使われません。その一方で、上智大学の学生たちを見ていますと、「ヘルパー」はあくまで「ヘルパー」であり、他の言葉ではしっくりきません。どうやら「ヘルパー」という言葉には、なにか本質的な意味が隠されているような気がします。

2年生の新人ヘルパーと、応援に駆けつけた元ヘルパーの4年生
ずばり、上智大学の「ヘルパー」とは、いったい何なのでしょうか。これに答えることは難しいですね!(ヘルパー経験者など、ご意見がある方は、どうぞ「
上智大学史学科 情報サイト」までお寄せください)。とはいえ、ヘルパーが上智大生のいわゆる “Sophia Quality” のひとつの典型であることは、間違いないでしょう。

個性も豊かなヘルパーたち
最後に、制度的な面について書いておきます。ヘルパーの定員は決まっており、史学科では毎年5~6名の募集となります。希望者が定員を超過した場合は、その意欲や履修状況、成績、現メンバーとのバランスなどを総合的に考慮しつつ「選考」がおこなわれます(残念ながら選考に漏れてしまった人にも、素晴しい学生がたくさんいることは明記しておきたいと思います)。興味がある人は、現ヘルパーか史学科の教員まで、遠慮せずお問い合わせください。