学部3年 新飼 早樹子 〈2011年度版〉
北條ゼミでは、日本古代史を主な研究対象としています。
2年次春学期の史学教養演習では、卒論を書くために必要な基礎的知識の前段階として網羅的に史料集、叢書類、辞典、事典類に当たります。また、2年次秋学期の史料講読演習では日本古代史の様々な基礎史料を読んでいき、これらを読み込んで発表という形でプレゼミを進めていきます。そのため、レジュメの作り方、発表の仕方、質疑応答に対しての議論の場という一連の流れを2年次から学びます。割り当てられた史料を読み、自分でテーマを決め、多くの先行研究に当たり、それをふまえ発表する、ということはとても勉強になり「史料を読む力・考察力」が養われます。また、他の人の発表を聞くことは大変刺激になり、自らの新たな興味・疑問を見つけることにも繋がります。発表は毎週個人に割り当てられるため、自らの発表を一から構築し、その上で形にする作業が求められます。
3年次からのゼミ(日本史演習)では2年次の史学教養演習と史料講読演習で身に着けた知識をもとに、『日本三代実録』と『日本霊異記』を読んでいます。『日本霊異記』については校訂作業も行い、ゼミでも同じく発表を行っています。2年次のプレゼミと大きく異なる点は、先輩や、院生の方々と意見交換をする場を毎週持てることです。質疑応答・議論の場では、準備段階では見落としていたことに気づき、切り口の異なる様々な意見を聞くことで新たな疑問や、当初とは異なる見方を持ち、偏りのない柔軟な考えを解得できます。また発表後のフォローアップとして、ゼミ専用ブログが開設されています。この場で改めて自分の反省点を見つめることができ、ゼミ時間以外でもゼミ生や先生と意見交換し、アドバイスをいただける環境が整っています。
そのほか、北條ゼミの魅力としては、ゼミ旅行やフィールドワークを通して2年次から先輩方と交流を持てることです。去年のゼミ旅行では京都・奈良へ行きました。先生の解説で主要な寺院・博物館・遺跡などを回り、最終日には花園大学にも伺い、併設されている博物館のバックヤード見学や、情報歴史学についてふれました。このゼミ旅行の中で印象深く残っているのは飛鳥訪問で、以前から私が気になっていた土地の一つでした。足を運んだのは初めてでしたが、飛鳥について研究していらっしゃる院生の先輩に解説をして頂きながら歩くのはとても有意義な時間で、机の上だけではかなわない幅広い考察を持つことができました。最後に飛鳥の地が一望できる甘樫岡の上で先輩の話をお聞きしながら飛鳥の土地を見たときは、何だか古代の情景を想像できた気がして、飛鳥の土地に思いをはせました。
私たちのゼミでは、ゼミ生個々の興味関心の幅が広く、大いに刺激を受けます。そのような中、先生ご自身が極め細やかな指導をして下さり、質問や相談などにとてもご丁寧に対応してくださいます。先生ご自身、ご親切な方で研究面・お人柄の面双方で頼りになります。また北條ゼミには他にもイベントがあるため、先生やゼミ生の意外な一面が見られる、ゼミ生同士の仲の良い、雰囲気のいいゼミです。
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