入学の言葉
2010年度 新入生代表
文学部史学科 若泉もえな
本日私たちは晴れて上智大学に入学しました。上智大生になりたいと心から願い、必死に学んだあの頃の自分を思い出すと、今、この場に、上智大生として立っていることが、本当に夢の様です。今まで、たくさんの人々に導かれ、励まされ、支えられて歩んできたのだという実感が胸に迫ります。
その導きの中で私は、「ぶどうの木とその枝」というイエスのたとえ話を知りました。「ぶどうの枝が木についていなければ、枝だけでは、実を結ぶことはできない」というのです。今日、私は上智大学という木に結ばれました。上智大学を生かしている樹液が、私という小さな枝に流れてくるのです。これからの大学生活における、教授方との出会い、たくさんの学友との関わり、新しい経験を通して、私は、上智、上なる英知、真理の泉から流れ出る「いのち」に養われていくのだと思うと、何とも言えない幸せを予感いたします。もちろん、何度も壁にぶつかり、勇気を失い、道に迷うことでしょう。でも、その時、同じ木につながるたくさんの枝である仲間たちがきっと助けてくれると思います。そういう友情をお互いに深めていくことも心からの願いです。
私は文学部史学科の学生となります。現代社会は国際間の問題をたくさん抱えていますが、それぞれの国の歴史的背景、それぞれの民族の人間観にまで遡って考察しなければならないのではないかと思います。私は上智大学の多様で多岐にわたるカリキュラムの中で、歴史の中の真実とは何なのかを意欲を持って学ぶと同時にこれからの社会の行く先にも目を注いで、勉学に励んでいきたいと思います。
いよいよ、私たちは上智大生としての一歩を踏み出します。それぞれの枝に、自分らしい実を豊かに結び、その実が他者の幸せにつながっていくことを願いながら精進していくことをお約束いたします。