文学部 史学科 4年 松澤 花菜さん

世界史の授業をきっかけに十字軍に興味を持ち、西洋中世の精神活動に関する資料が揃う中世思想研究所のある上智へ。専門を歴史学の視点のみならず、心理学や宗教学など多角的に追究できる点も決め手の一つでした。史学科では、高校までの歴史とは異なり、膨大な数の先行研究や史料と向き合い、過去の事象を批判的に解釈していきます。資料を読み解く際に不可欠なのが、主観的な意見か、客観的事実かを見定めるスキル。多くの授業で、歴史を継承する者の自覚を問われることが印象的でした。同じゼミに所属していても、研究テーマは人それぞれ。注目する時代も、アプローチも、人物や事柄も異なりますが、意外な関係性に気づくことも。これからも情報収集能力や批判的思考力を磨きながら、学びを継続していきたいです。
「歴史学特講(事例研究)Ⅱa」※です。私が受講した年は、史料や記録に残っていない土地や人、ものを「亡所」として捉え、その背景や展開について具体的な事例とともに学びました。見落とした視点がないか、普段から意識するきっかけになりました。
※ 北條勝貴教授「亡所の環境史/倫理学I」(2022年度)
中世西洋史のゼミに所属しています。主に盛期十字軍の時代に参加した民衆個人の参加動機や精神的背景を研究しています。先生との意見交換や学科の学びを通して得た「 伝承・幻視 」の視点から、卒業論文もこのテーマを扱いたいと考えています。