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主な専門分野
中華民国・中華人民共和国の社会史の研究、とくに戦争の社会史
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担当科目
「アジア・日本史系概説Ⅲ」「歴史学特講(中国近現代社会政治史)」「アジア・日本史系演習F」「卒業論文」
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研究紹介
20世紀の戦争を特徴づける総力戦が、社会をどのように変容させていくのか。この問題について、中国をフィールドとして、比較史的な視点で追求しています。中国の場合、その伝統社会は日本やヨーロッパとは異なった構造をもつと同時に、近代に入ると国民国家としての十分な成熟を経ないまま長期にわたる総力戦の論理にさらされることになります。このような社会的条件と歴史的経緯が今日の中国の個性につながったという見通しを持っています。
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ゼミ紹介
近現代の東アジア(中国だけでなく朝鮮・台湾なども含む)の政治・社会・文化・国際関係などに関心をもつ学生が集まっています。ゼミでは、中国近現代史を中心に歴史研究に必要な方法論や主要な研究動向とその水準を学ぶと同時に、現代中国語で書かれた文献を読み解く訓練を行っています。これを通じて、それぞれの問題意識を大切にしながら、一定の水準をもった卒業論文を作成できるように指導しています。
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メッセージ
歴史研究は、ある意味では異文化理解です。自分たちと異なる個性に遭遇したとき、性急に排斥したり、優劣を論じたりせず、自分たちの常識の方を疑ってみる柔軟で冷静な姿勢が必要です。自分たちの常識をただ再確認するだけでは、世界が広がりませんし、つまらないですね。歴史研究を通じて、自らの常識を揺るがされるようなスリリングな経験をしてみませんか。