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教員紹介

文学部 / 文学研究科

森田 直子
森田 直子 教授

Morita Naoko

  • 主な専門分野
    近代ドイツ史、とくに感情史の手法を用いた研究
  • 担当科目
    「超域史・隣接学概説Ⅲ」「歴史学特講(西洋近現代政治社会史)」「ヨーロッパ・アメリカ史系演習D」「卒業論文」
  • 研究紹介
    ヨーロッパの紳士たちは、近代になっても、剣やピストルによる決闘をおこなっていました。決闘を擁護する人たちは、「殴る蹴るのケンカは野蛮で、恨みを持つ相手を暗殺するのは卑劣だが、お互いに申し合わせて正々堂々と命懸けで決闘するのは「男らしい」こどだ」などと考えていたようです。目下、私は、ドイツ(語圏)におけるこの歴史事象を、いま注目度が高まっている感情史や、社会史、ジェンダー史の手法で分析・解釈することに取り組んでいます。
  • ゼミ紹介
    私が担当する西洋近現代史ゼミの究極的な目標は──史学科のゼミ一般に共通しているとは思いますが──、自他ともに満足のいく卒業論文を仕上げることです。ゼミ生の関心(卒論のテーマ)は、地理的にも時間的にもかなり幅広く、ともするとゼミとしてのまとまりには欠けがちです。しかし、先鋭な問題意識に基づく独自性に富む問いの設定、外国語の史資料の読解、論理的な論文構成は、全員が取り組まなければならない共通の課題です。そこで、ゼミのなかでは、別の地域や年代を見ているからこそ湧いてくる素朴な疑問や感想を、臆することなくぶつけ合い、一人では気がつかなかった視角や論点を得ることができるようにしています。また、懇親会や合宿などの課外活動を通じてゼミ生同士のつながりを深めて、「誰々があれだけやっているのだから、自分ももう少し頑張ろう」というようなポジティヴな相互作用が生まれるようにしています。
  • メッセージ
    歴史学の面白さは、どこにあるのでしょうか。この問いへの答えは歴史家の数だけありそうですが、私は、古今東西の人間の生き様に迫れるということに、この上ない面白さを感じています。生き様というのは曖昧な表現ですが、ある個人の主体的な生き方だけでなく、個人が翻弄された「運命」のようなものまでを含んでいます。この「運命」とは、言い換えるなら、当時の政治・社会・文化・環境などとなるでしょうか。現代の私たちの生き様へと連なる過去の人びとの生き様に接近するのに、歴史学は、唯一ではないにしても、きわめて有効な手段だと思っています。