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教員紹介

文学部 / 文学研究科

デプレ・ミカエル
デプレ・ミカエル 教授

Desprez Michaël

  • 主な専門分野
    16世紀から17世紀にかけての演劇史
  • 担当科目
    専門基礎フランス語A、専門基礎フランス語C、特修フランス語、英仏翻訳演習、フランスの歴史と文化、文献演習、卒論演習、卒業論文、大学院
  • 研究紹介
    文学史、感性史、そして歴史そのものの交差点における諸研究。より具体的には、各国の制度(制度史)との関係における、16世紀から17世紀の初期近代ヨーロッパ(フランス、イタリア、イギリス、スペイン、ドイツ)の演劇史、とりわけ演劇の物質的側面(俳優の伝記、巡業劇団の構成、都市空間との関係における上演場所)、検閲、劇の諸形式、宗教劇(とくにイエズス会による教育と演劇)。研究の大部分は、文書資料の精査とテクストの分析に基づくもので、なかでも歴史に重点を置いています。
  • ゼミ紹介
    英仏翻訳演習:
    ドイツの作家エルンスト・ユンガー(1895-1998)は、「翻訳の実践とは、言語の実践において、厳格な師とのフェンシングの実践のように、自己自身とは他なるものと対峙することとなる修練である」と述べています。この授業によって、言語について考察を深めること、また、両言語の文法および語彙的知識を見直しつつ、フランス語と英語の間におけるさまざまなレベルの翻訳と、文体の多様な形態について初歩を学ぶことが可能になります。
    文献演習:
    啓蒙時代入門。18世紀は西洋、そしてロシアでも、思想と諸科学の発展における極めて重要な時代です。文学はなにより思想の文学となり、作家を社会に参与する知識人と捉える見方へと導きます。文学は、文学と哲学、政治の交点に位置することとなります。またそれは、イギリスより来たり、フランスを含む各国ごとにさまざまな変化を遂げながら、のちにプレ・ロマン主義と呼ばれることになる新たな感性が芽生える時期でもあります。ひとびとは山岳や夜の詩、理性に勝る感情の重要性、世界の広大さを、(アメリカ的、中東的、アジア的な)異国趣味や失われた諸文明といったさまざまな形態のもとで発見します。テクスト分析を中心に構成されるこの授業は、内省と謙虚さの作業に似ています。それはわれわれに、言葉の豊かさと同時に、他者に、その思想と差異に注意深く耳を傾けることを教えてくれます。
  • メッセージ
    「こうして喋っているうちにも容赦無く、時は過ぎて行く (« Dum loquimur, fugerit invida aetas »)」(ホラティウス、『カルミナ』第1巻第11歌)。文学を学ぶこと、そしてひとつまたはいくつかの古典ないし近代言語を学ぶことは、新たな世界を発見することであり、時の経過に立ち向かう古典テクストにしっかりと錨を下ろすことをわれわれに教えてくれます。人間性の核心にあるテクストを専門的に学ぶ時間は、われわれに深い根付きを提供することにより、グローバル化された世界を流浪する人間の運命である移ろいやすさや馬鹿馬鹿しさの感情、流行の効果に抵抗することをわれわれに可能とする唯一のものです。