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主な専門分野
日本古代史、東アジア環境文化史、パブリック・ヒストリー
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担当科目
「アジア・日本史系概説Ⅰ」「歴史学特講(日本古代史)」「歴史学特講(日本仏教史)」「アジア・日本史系演習A」「卒業論文」
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研究紹介
自然環境と人間との関係の変遷について、主にユーラシア東部という広い地域、古代から現在に至る長い時間のなかで、モノや文献の分析、フィールドワークを駆使して総合的に研究しています。また、一般の多様な人びとと協働し、よりフェアで公共的な歴史を実現するパブリック・ヒストリーを推進しています。最近では、中国古代から列島古代に至る性的マイノリティへの圧迫と抵抗の歴史、列島近代における毛皮獣養殖産業(養狐・養狸など)の「発掘」と定着の問題に取り組んでいます。
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ゼミ紹介
日本古代史と民俗学を併せて学ぶゼミを開講しています。その年々の受講者の興味に合わせて配分を変えていますが、文献資料の解析だけでなく、可能な限りまち歩き、フィールドワーク体験なども採り入れるようにしています。勢い、多彩な関心を持った学生が集まってきますので、卒業論文は、オーソドックスな政治史や外交史から、神話や説話、祭祀や卜占・呪術、宗教や学問・医術、環境や気候の変遷を扱うものなどさまざまです。最近は2年生の頃から自分でフィールドワークを重ね、しっかりした民俗学の卒業論文を書く学生も増えてきました。
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メッセージ
本学の史学科は、比較と交流の歴史学、過去を通じて現在を批判的に見据え、未来を構想する歴史学を標榜しています。もちろん、「歴史が好き」「歴史上の人物が好き」だけでも構わないのですが、いまわたしたちの目の前で起きているさまざまな出来事、山積する課題が、過去/未来に繋がっていることを常に意識するようにしてください。歴史は過去そのものではなく、何らかの視点・価値観から、時代・社会構造のなかで構築されたナラティヴです。アプリオリな事実ではないからこそ、現在や未来に影響しうるその重みを意識し、恣意的な歪曲を許してはいけないのだと思います。あらゆる人びと、あらゆる生命にとってフェアな歴史のあり方とは何か、一緒に考えてゆきましょう。