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英文学科の特色

  • 英文学科の特色
    英語で書かれた文学作品を言葉の芸術として評価するだけでなく、それらを生んだ文化的・歴史的文脈を研究することで、人間とその社会が持つ普遍性と多元性への洞察を深めます。少人数クラスでの徹底した訓練と4年間の集大成としての卒業論文作成を通して、批評的視座から問題を発見する力、調査・分析をもとに解決を探る方法、その結果を日英両言語で論理的に伝えるスキルを育成します。
    このようにして、情報伝達手段としての英語の力を磨くだけでなく、「言葉のプロ」として、深い知性を用いて異文化との交渉で生じる諸問題に対処できる国際人を育てることを目指しています。
    また、数字からもわかるとおり、留学プログラムの参加者と教員免許状取得者が多いのも特長の一つです。

英文学MAP

この頁では、<英文学史マップ>ではなく<英文学マップ>の作成を試みているところです。文学史の本に載っているような知名度の高い作家について「お勉強」するのではなく、さまざまな作家や作品を地図上の場所と繋ぎ、そこにまつわるエピソードというほどのこともない、ちょっとしたこぼれ話をご披露することで、古いものから現代にいたるまでの英米の作品に軽い気持ちで接してもらえればと考えています。 せっかくなので、文学者に限らず、時代の知のパラダイムを変えるような思想を打ち出したひとにも言及したいし、迷宮入りになった殺人事件の現場にも触れたいし、歴史的な人物が実際に住んでいた場所も、著名な小説の主人公が暮らしていた街も、あれもこれもと欲が出てしまって、本来なら4月のホームページの立ち上げに間に合わせる予定が、残念ながら遅れをとってしまいました。イギリスに関しては、楽屋裏をお見せするようなもので恐縮ですが、途中段階の地図が見られるようにはなっています。まだまだ初期段階で、これから項目別に整理し、内容を精査し、ピンを変えたり、画像も見られるようにしたりと、順を追って作業を進めていきます。今年度中には完成させ、その暁には新着情報でお伝えします。ぜひ楽しみにしていてください。

アメリカを見る

イギリスを見る

英文学科Q&A

Q英文学科と英語学科の違いは何ですか。

英文学科は英米の文学・思想・文化を専門領域としています。英語学科にも文学・文化研究はありますが、言語学や地域研究など多様な専門領域のひとつとして位置づけられています。両学科とも1、2年次のうちは英語の基礎的なスキルを身に付けますが、全体的に見ると、広くいろいろな領域を扱う英語学科に対して、英文学科は全学年を通して英米の文学・思想・文化研究を体系的に深化させるようにカリキュラムが組まれています。つまり、英語学科に比べ、英文学科では領域が限られている代わりに、ひとつの領域についての選択肢が多いという特徴があります。そして、その集大成として最終学年で卒業論文を必修として課しているところが英語学科との大きな違いです。教員構成も、その専門領域が多岐にわたる英語学科に対し、英文学科の教員の専門は英米の文学・思想および英語史・英語教育に特化されています。文学・文化・思想を深く学びたいということであれば英文学科ということになるでしょう。もちろんどちらの学科の学生ももう一方の学科の授業の一部を選択することもできます。

Q英文学科では、文学しか学べないのですか。

3年次からは専門のコースに分かれて、3つのコースのどれかに必ず所属することになります。Language Studiesコースでは、英語史や英文法、英語教育など、文学研究とは異なる学問領域について学ぶことができます。 English Studiesコース、American Studies コースでは、たしかに文学が中心になるとはいえ、文学作品を読み解くためには、その作品が書かれた時代の文化や歴史、社会や思想的背景を知る必要があります。作品によっては政治・経済、医学や科学の問題にまで踏み込まなければならないときもあります。逆に言うと、文学作品とはそうした多くの分野の言説が交差するなかから生まれるものだといえるでしょう。

Q卒業論文にはどのような意味があるのですか。

英文学科のカリキュラムは積み上げ式となっていて、1年次では広くさまざまな英語に触れながら、中高では学ばなかった英語の専門領域の一端に触れます。2年次では、そうした専門分野のテクストを批評という観点からとらえる方法を学びます。3年次のゼミでは専門領域のテクストと批評文献両方の読解に取り組みます。こうした基礎固めの集大成として卒論が位置付けられています。卒論は一からひとりで選択し、構想し、設計し、分析し、表現するという難易度の高い複数の工程を経なければならないので、指導教員が個人指導という形で寄り添います。提出後には、主査と副査による口頭試問が義務付けられています。
このように卒論には3年間で学修した専門的知識が要求されますが、その制作過程はまた同時に普遍的な学びの場でもあります。卒論では何を書くかが重要なのはもちろんのこと、どのように書くか――どのように提示すれば他者によりよく伝えることができるのか――が、非常に重要な意味を持ちます。ひとりよがりでいてはどこにも行き着かないという命題に、英文学科の学生さんには、卒論制作を通して向き合ってもらいたいと考えています。