都立府中高等学校を卒業して、英文学科には共テ併用の試験方式で入学しました。趣味は邦ロックのライブに行くことで、アルバイトは塾講師と居酒屋を約4年間していました。
私が内定を頂き、最終的に入社を決めたのは株式会社文英堂です。分野としては出版業となり、その中でも参考書や教科書など、教育書籍を作成・販売しています。私の職種は編集職であり、総合職とは違い基本的に異動などはありません。私は特に店売書籍(本屋にあるような参考書等)の編集に携われている部署を希望しています。
前提として、やりたいこととか社風すべて込みで行きたいところ5社に絞って就活していたので、決まればどこでもいいやとは思っていました。(ここまで絞るのは絶対におススメしません!) しかし、同じ回答をしているはずなのに、この会社は一番感心して話を聞いていただけたような気がしました。そのため、内々定出た時点で、社会的な知名度、英語の編集職が確約されていること、そしてそんなすごく明るい社風に惹かれて文英堂を選びました。
ほぼ4年生になるタイミングで就活を始めました。そのため、もちろんインターン経験はありませんし、何の知識もない状態でのスタートでした。ここまで遅くなった理由としては、「企業に入らず自分らしく生きたい」とずっと思い続けていたからです(笑)。ただ、片親家庭で育ち奨学金も借りさせてもらっている自分にとっては、安定した収入を得ることが自分にとっても最善だと思い、就活を開始しました。
一番大きいのは「金銭面による教育格差」を痛感してきたからです。特に英語という分野では、留学・英会話・インターなど、いくら教育に投資できるかが学力に直結すると感じています。それに対し、本屋に売っている参考書は安価で、たとえ勉強するような環境に育っていなかったとしても、なにかに興味を持った時、お小遣いをためてこっそりでも買える。教育に対して一番簡単にアクセスできるものだと思いました。そして、上智大学という素晴らしい環境で学ばせて頂いた私にできることは、他人を妬むことではなく、そんな未来の可能性を否定しない人物になることだと強く思い、教育出版業を志望しました。
自分の将来についてもう少ししっかり考える機会を持つべきだったなと思っています。最終的には自分の希望通りの会社から内定を頂けましたが、3年生からしっかり準備をしてきた人と比べると、もちろん就活の質は劣ります(笑)。 認めるのも悔しいですが、就活は早ければ早いだけいいというのは本当です。インターンまで踏み込まなくてもいいです。ただ、「将来どんなことしようかな」とかそのためにはどんなことが必要なのか、しっかり考えておくことに損はないと思います。
自分を見失わないこと、です。私はいつもヘラヘラしていて、深く考えない性格だとよく言われます。なので、友人からは「あなたが教育? 想像できない」と言われました。始めは正直恥ずかしくて、自分が教育なんて無理と思っていました。でも就活を通して、本当に自分がやりたいことに正直になり、結果今はとても満足しています。これは就活中もそうです。ここから自分よりスペックの高い学生にたくさん出会い、不安になることもあると思います。ですが、給料、業界、社風、学生が企業を選ぶ観点は人によって様々なのが普通です。「みんなが言っているから」というのも大事です。ですが、「みんな」に合わせることに必死になって、「自分」を見失っていないか、たまには深呼吸して考えてみるようにしてみてください。
英文学科で過ごした4年間で教員の方や学生など、様々なバックグラウンドの人々と出会い、とても視野が広がりました。就職する人・しない人、院受験に挑む人、海外に挑む人、皆さんの選択肢は無限大です。皆さんが今まで何かに努力してきたことが、夢に近づく一歩になっていることを信じていますし、それぞれの「最高の人生」を送れるように願っています。
(就活体験記)H.M.-本木日菜詩(写真)-790x1024.jpg)