西洋中世史の山本です。こんにちは。
先日、上智大学文学部による「秋の1年生研修プログラム」が実施されました。その内容を簡単にご紹介します。
このプログラムは二部構成となっており、全学科共通の第1部では、「横断型人文学プログラム」のプロジェクト・ゼミの履修生による成果発表会が、オンライン形式でおこなわれました。

上記の授業は、「体育・スポーツ文化論」「芸術文化論」「ジャパノロジー(日本学)」という三本柱のテーマのもとで、学科の垣根を超えて学生が主体的に学ぶ、上智大学文学部に特徴的な科目です。先輩にあたる大学院生や4年生の優れた報告を聞いて、1年生は文学部の諸学問がもつ豊穣さをじかに感じられたことだと思います。
第2部は、学科ごとの内容で、史学科は国文学科と合同でおこないます。今回は7つのグループに分かれて、両学科の教員が案内しつつ、キャンパスのなかや近隣の文化財や史跡をめぐるというものでした。
ここでは中川先生と私が担当しました「東京ジャーミイ」の見学プログラムについて、お伝えします。東京ジャーミイは渋谷区にある、日本でも最も古いモスク(イスラーム教の宗教施設)の一つです。現在の建物は2000年に落成したもので、オスマン帝国の往時のモスクを模した壮麗豪華な建築物となっています。地の利が良い上智大学のキャンパスからは、30分程度で行くことができます。
到着後は、東京ジャーミイ広報担当の下村様より、同モスクの成り立ちやイスラーム教の特徴について簡単にご説明いただきました。その後、礼拝堂やハラルマーケットを見学しました。学生たちはモスク内の様々な意匠を興味深く観察したり、礼拝に来ていたムスリムの方と英語でコミュニケーションをとっていました。こうした体験は、歴史研究にとっても大いに役に立つと思われます。
上智大学生を温かく迎えてくださいました、下村様を始めとした東京ジャーミイの方々には、あつく御礼を申し上げます。