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2014.08.04

ヴェネツィア大学交換留学体験記


                       4年 木村彩乃 〈2014年度版〉  



ヴェネツィア大学日本学科の友達のホームパーティ



 私は大学3年時にイタリア、ヴェネツィア大学への一年間の交換留学を経験しました。ヴェネツィアはイタリアの中では比較的安全な都市で、夜中でも出歩いてもほとんど問題がなく、小さい街なので街の端から端まで歩いて行くことが出来ました。ただ水に囲まれた街という特徴上、街には多くの小さい運河が入りくんでおり、最初のうちは迷子になることもしょっちゅうでしたが、それもなかなかない経験なので楽しんでいました。

 現地の大学では、イタリア史を中心に受講しました。イタリア語での授業だったので先生の話を聞き取るのが大変でしたが、実際に古文書博物館やドゥカーレ宮殿を訪れたりする日もあり、とても勉強になりました。また、現地の日本語を学んでいる生徒達の授業に参加したり、イタリア語で行われている日本文化の授業も受講しました。日本学科の生徒達とは一緒に授業中に発表をしたり、日本料理やイタリア料理を作ったり、授業がない日には近くの街まで一緒に出掛けたりしました。

 また、大学付属の語学学校でイタリア語の授業を受講しました。ここには他の国からの留学生や一般の人も通っており、実際に様々な国の話が聞けるのがとても楽しかったです。授業は文法、リスニング、読解の他、生徒同士での意見交換もよく行われます。私はとくにリスニングやスピーキングが苦手だったので、ここでの授業はとても勉強になりました。先生はとても親切で、中級クラスになると、教科書以外に生徒達が興味あることについてずっと話してくれたり、質問に答えてくれたりしました。ある時は、2時間イタリアのマフィアについて語ってくれたことがありました。ユニークな授業が受けることが出来るのも留学の大きな魅力だと思います。

 またヴェネツィアには、バーカロというスタイルのお店があります。イタリアでもここにしかないもので、日本とは少し感覚が違いますが、立ち飲み形式の居酒屋のようなものです。美味しいワインとつまみが味わえるのも魅力の一つですが、現地の人と実際に話すことが出来るというのが何より私が気に入った点です。最初は観光客だと思われていましたが、何度も通ううちに世間話が出来るように、そこで知り合った人とイタリア語で話すのが私の楽しみでした。イタリア語での会話の練習をしたいと思っていた私にとってはとても良い経験が出来る場所であり、また同じバーカロでも店によって全然特徴が違うというのも面白い点でした。

 留学を振り返ってみると、当初はやはり日本との文化の違いであったり、言葉の壁など大変なこともありましたが、留学という機会を生かして様々なことに挑戦出来たことが良かったと思います。私はイタリア国内の一人旅や、ヨーロッパ6ヵ国旅行など多くのことを実行しました。日本にいるとあまり意識をしませんが、行動を起こすというのは留学ではとても大事なことなので、ぜひ留学をする方は思い切って挑戦してみて下さい。


ヴェネツィア、路上パフォーマーの綱渡りとゴンドラ