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2014.08.02

北條ゼミ紹介2-2

3年生からみた北條ゼミ

日本古代史専攻3年 本間いずみ 〈2014年度版〉


 北條ゼミは平安時代までの日本古代史が専門です。現在三年生のゼミ生は女子四人という寂しい状態ですが、ゼミでは四年生や院生の先輩方も参加していらっしゃるので、二十名ほど入る規模の教室で賑やかにゼミを行っています。新入生歓迎会やゼミ旅行といった学年を越えた交流があることが北條ゼミの一つの特徴です。ゼミ旅行では日本古代史にまつわる名所を巡っています。今年度もゼミ旅行を企画しており、九月上旬に二泊三日で青森県に行き、三内丸山遺跡などをまわろう考えています。

 ここで、ゼミではどのような授業が行われているか紹介します。今学期は『類聚国史』の災異部の発表を三年生が行いました。『類聚国史』とは日本の正史である六国史を内容ごとに分類し、再編纂した書物です。編者は太宰府の天神さまで有名な菅原道真です。政治や祭祀について、さらには仏道や風俗についてなど幅広いジャンルに分類されており、それぞれの出来事を日付順にまとめています。今回扱った災異部は、災害についてまとめられており、三年生が発表を行ったテーマは、旱・地震・疫病などでした。これらについて、漢文で書かれている『類聚国史』の文章を書き下しと現代語訳をして、文章の内容に関して興味を持った部分の解説をし、最後に質疑応答に答える、というものでした。昨年のプレゼミでも同じように発表を行っていましたが、ゼミでは多くの先輩方がいらっしゃる中での発表でしたので、いい緊張感の中で発表を行うことができました。また、質疑応答でも先輩方から発表内容に関することから、調べ方のアドバイスをいただくなど、有意義なものとなりました。発表した内容を専攻にしている先輩の話を聞くこともでき、非常に興味深かったです。質疑応答では、一つの発表についての話が複数の話にどんどん広がっていきます。一つの文章から当時の文化や社会的背景を読み解いていく過程は、多くの発見があり、繋がりも見えてきて面白いです。日本古代史となると、中国や朝鮮の影響を大きく受けた時代であり、よく中国の話が出てくることもあります。

 ゼミでは三年生の発表だけではなく、四年生の卒業論文の中間発表もあり、秋学期からゼミでは卒業論文に向けた発表を行う予定なので、今後の参考となりました。

 このように、日本古代史といっても、これまで高校などで学んできた日本史とは異なり、様々な分野の日本史を扱っているのが北條ゼミです。四年生の先輩方の発表でも、動物についてや、シャーマンについて発表している先輩もいらっしゃいました。三年生も、興味のある範囲が多岐にわたり、神話・考古学・平安文学などが挙げられています。秋学期からのゼミの発表が楽しみです。日本古代史に少しでも興味のある方は、視野を広げられるので、おすすめのゼミです!

ゼミの仲間たち