山本 里恵 (3年)
私は2年次の8月の一か月間、フランスのアンジェへ短期留学に行きました。私は以前からフランス語に興味があり、大学に入学してから第二外国語として学び始めました。しかしフランス語特有の発音、アクセントを学ぶには実際に現地へ赴くことが重要であると考え、留学を決めました。またフランス史のゼミを専攻しており、以前からフランスの文化に興味がありました。そこで、フランスで生活をすることで実際に文化を体験したいと思いました。
フランスではアンジェ西カトリック大学へ通いました。クラスは少人数制で様々な国の人がいました。そして、言語が通じないことへの不安がありましたが、より深く文化を体験し、一日中フランス語に触れたいという思いから、学生寮ではなくホームステイを選びました。日常生活の上で英語を話すという機会は全くありませんでした。そのため毎日フランス語を話さなければならず意思疎通ができずに大変なこともありました。しかし次第にフランス語の音に耳も慣れていき、言語の上達において大変有効であったように思います。また、お互いフランス語の話すことのできない各国の友達と、フランス語を用いて会話ができたときの喜びはとても大きなものでした。
週末には各国の留学生のうちの希望者で、様々な地方への日帰り旅行が企画されており、私は全ての旅行に参加しました。そこで、モン・サン・ミッシェルやロワールの古城を訪れました。様々な建築物を通してフランスの歴史についても実際に学ぶことができました。そしてクラスの先生からフランス語でその歴史を教えてもらったことで、日本とは見方が異なる部分も存在するということがわかり、大変興味深かったです。
更に、ホームステイや毎日の学校生活を通して、日本とは文化が異なり驚くことがありました。店舗を出入りするときには必ず店員とあいさつをする、長いフランスパンはナイフを使わずに手で割っていく、更にお昼休みなどを部屋の中ではなく外で過ごす人が多いなど、それは生活、考え方、文化など様々な場面においてであり、実際に体験してみなければわからなかった事ばかりでした。そしてそれは日本とフランスだけではなく、アメリカ、韓国、南アフリカ共和国などあらゆる国との文化の違いについても学ぶことができました。しかし、これらの国々の間には違いばかりではなく、どのような国との間にも、共通のもの、共通に理解しあえることがあるということもわかりました。私は特に、言語が上手に通じない中でも、クラシック音楽の話題で通じ合うことができ、そこから多くの友達を作ることができました。
私は今留学を終えて、ここでできた友達とより滑らかに会話ができるよう、更にフランス語の勉強に取り組んでいます。この留学を通して今後のフランス語上達のための基礎を作ることができたように思います。また言語についてだけではなく、文化、そして多くの国の人々と交流をすることができたということが最大のメリットであったように思います。
留学を通して実際に現地へ行き、そこで生活をする人を通して文化に触れることの大切さを学ぶことができました。