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2011.07.09

豊田ゼミ紹介

学部4年 任海 守衛 〈2011年度版〉

 豊田ゼミでは古代ローマ史を主な研究対象として扱っています。このゼミでは、参考文献の記載の書式や文献の解釈など、研究に必要な基礎を大切にしながら授業をしています。

○ 「史学教養演習」(2年次)
 日本語に訳された古代の著作や海外の研究者の著作、または日本の研究者の著作を読むことによって古代ローマについての基礎を学ぶとともに、1次史料や2次資料の扱い方や注意点について、さらにレポーターとして用意するレジュメの書式などを身につけていきます。

○ 「原書購読演習」(2年次)・「西洋史演習」(3/4年次)
 まだ日本で翻訳されていない海外の研究者の本(英語で書かれたもの)を読んでいます。レポーターとなった人は担当の箇所を訳します。また、その際に分からない専門用語などがあれば調べます。このことによって、日本では詳しく紹介されていない研究内容を知り、さらに外国語文献の読解力や解釈などを学びます。さらにレポーターは、授業前に試訳をメンバーにメールで送信し、授業中の相互批判の準備とします。昨年から読んでいる文献はローマのトイレをテーマにしていて、先生の「TOTOを就活で狙いなさい」といった冗談も交えながら楽しく授業をしています。
2010夏・ポンペイ遺跡のバールにて:任海撮影

○ 卒業論文(4年次)
 翻訳論文も可能なことが豊田ゼミの卒論の特徴です。逆に、本当に横文字を訳さないと卒論とは認められません。先生と相談しながら3年の秋頃までにテーマを決めて、それから英語なら最低150頁、第2外国語なら50頁ほどのテーマにおける最新文献を選びます。最新文献を訳すことによって自然に先行研究を学ぶことができ、同時に訳すにあたって背景などの基礎知識を調べなければならないので、非常に勉強になります。自分の能力不足を感じることも多々ありますが、これだけの量を訳し終えたときには大きな達成感が得られます。
2010夏・スタビアのサン・マルコ別荘入り口にて管理人とともに、遠景にヴェスビオ火山:豊田撮影

○ 豊田ゼミの魅力
 豊田ゼミの魅力は、豊田先生の個性的で、面倒見の良い人柄に依るところが大きいと思います。ゼミの授業では豊かな知識で、ローマ史だけでなく様々なことを教えてくださり、大変面白く、ためになることばかりです。また、分からないことや相談事があれば、何でも対応してくださいます。
 豊田ゼミでは、新入生歓迎会や追い出しコンパ、ゼミ紀要の作成作業なども行っています。また先生が長期休暇中に行く、イタリアなどの現地への研究旅行に同行させて頂くこともできます。私も参加した去年の研究旅行では、ローマ、ポンペイ、ナポリなどイタリア南部の遺跡に行きました。現地に行くことで文献を読んでいるだけでは得られないことが得られますし、さらに先生と行くことで普通は見過ごしてしまいそうなことの解説や問題点などを教えて頂けて大変勉強になりました。ローマ史以外のことも多く学ぶことが出来たので、史学を勉強するからには、みなさんも卒論を書く前に一度は現地に行ってほしいと思います。