夕食は、宿泊する宿坊「櫻池院」にて精進料理を頂きました。櫻池院は1127年に建立された宿坊寺院です。元々は養智院という名前でしたが、1258年に御嵯峨天皇が庭園の桜と池の風景に感動したことから、読み方はそのままに「櫻池院」と改名されました。本堂には、戦国時代の武将の位牌なども安置されており、随所で歴史に触れることができます。ホテルや旅館とはひと味もふた味も違う、貴重な体験をすることができました。


ところで皆さんは、ごま豆腐は実は豆腐ではないことをご存知ですか? 豆腐はすり潰した大豆ににがりを加えて作るのに対し、ごま豆腐はすり潰したごまに葛粉やだし汁を入れて冷やしたものなのです。工程は全く違うのに形や名前はそっくりという、不思議な発見がありました。精進料理において、ごまは貴重なたんぱく源です。ごまをより美味しくしようとした先人たちの知恵と工夫が、この一皿に凝縮されているのだと改めて実感しました。
こんにちは! 中澤ゼミのJです。
私たちは、3/27,28の2日間にわたり、高野山でゼミ合宿を行いました。
1日目、在来線や新幹線で新大阪駅に集合し、マイクロバスで高野山を目指しました。
長い山道を抜けて高野山に到着し、まずはお昼ご飯。「角濱ごまとうふ総本店大門店」にて、ごま豆腐料理を頂きました。懐石料理や天ぷらなど、普段味わうことの出来ないごま豆腐の多種多様な料理に触れることができ、高野山にやってきたのだと早くも実感しました。

お昼ご飯のあとは、高野山霊宝館・三昧院・奥の院の順で見学しました。
霊宝館は建物自体が近代遺産でありながら、山内の貴重な美術工芸品を収蔵しています。館内の写真撮影は禁止でしたが、両界曼荼羅や快慶作の仏像など、多くの美術品に触れることが出来ました。この両界曼荼羅は文化財に登録されていますが、「血曼荼羅」という名でも登録されています。これは、平清盛が自身の額を割って出てきた血液を画具に混ぜ込んだと言われていることが由来だそうです。清盛の尋常ではない信仰心を強く感じました。

三昧院では、主に本堂と多宝塔を見学しました。この寺院は鎌倉時代、北条政子が建立したとされています。本尊は愛染明王で、外からではありましたが姿を拝観しました。国宝に指定されている多宝塔は、1223(貞応2)年に北条政子が造営したものが現存しており、高野山に現存する最古の建物といわれています。多宝塔の奥に広がる杉の木々と合わさる景色は非常に壮大でした。

奥の院は弘法大師空海の御廟がある場所として知られています。この御廟にたどり着くまでの約2kmの間には、様々な身分の供養塔や墓石が並んでいます。小田原北条氏や明智光秀、豊臣秀吉、織田信長など戦国大名の墓石が多くありました。奥の院へと向かいながら、高野山の信仰の歴史に触れることができました。

さて、いよいよ奥の院です。弘法大師空海の御廟である燈籠堂には多くの燈籠が奉納されており、人々の信仰の厚さを知りました。弘法大師空海は、ここで永遠の瞑想をしていると言われています。厳かな雰囲気の中で手を合わせ、1000年以上にわたって世界平和を祈り続けている弘法大師空海の信念を感じることができました。
夕食後には翌日に見学予定の場所と情報の確認をし、教授も交えてプチ飲み会も行いました。ちなみに高野山には、飲酒禁止の戒めをかいくぐるために「般若湯」という酒の隠語があるそうです(笑)。
この飲み会も日付を超える前に解散しました。夜更かしをしすぎないようにした理由は、翌朝6時半から行われる勤行に参加するためです。翌日28日は月に一度の護摩焚きを行う日でもあり、滅多に立ち会うことのできない貴重な機会です。この機会を逃さないよう、アラームもしっかりとセットして翌朝に臨みました。
(2日目編へ続く!)